せぐの人体実験

メンタル不安定ながらも、不安定な物事が嫌いではない人間のブログ。

今さLA LA LAND

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何度も何度もこの1年間上の子から

ララランドを観ろ観ろと言われてました。そのたびに、

 

私: 私はキラキラした人生終わった感があるから!

子: そこをとりあえず、長い秀逸なPVと思って!アートとして!

私: もう観ても手遅れなんだよ、、

子: 参考に生きなくていいから!

 

といったしょーもない応酬を繰り返していました。

 

ところが、珍しく家の財務相が誤って映画専用有料チャンネルお試し期日を過ぎた、と言うので、ララランド、満を持して観ることになりました。

 

上の子は映画を2回、オーケストラ付の1万くらいするやつも観に行ってます。

映画はアート関係ではあるし、バイト代だから構いませんが、

いい加減ソフト買えよ、

と思います。

 

とりあえず、大きめの画面で、ステレオ音源で観ました。

不思議ですが映画ってどんな小さなスマホで観ても、臨場感さえあれば思い出すときは、シネスコープサイズに大きく思い出せるものですね(自分だけかな?)。

 

内容は、夢を追う2人の出会いとその後の夢の行方。

 

これは20歳手前の上の子が見たら、それはそれはテンポが良くグイグイと引き込まれるし、心に残る瞬間やカラーがたくさんで、ストーリーは難しくないけれどそれを補うに余りある美しい映画だと思いました。

 

たくさんの賞を獲って当然の、いい映画です。

 

アカデミー作品賞獲ってたら、ビジュアル・エンターテイメント的に新しい映画の手法や可能性が更に広がるであろう作品でした。

 

エポック・メイキングな作品だと思います。ララランド みたいだね、みたいに後世引き合いに出されるような。

 

ストーリー的には、

どうしても成し遂げたい夢があり、それに一途で、そのさなかで同じように、純粋に夢を持つパートナーと出会い、それぞれが、さまざまな分岐でどちらを選ぶか悩み、立ち尽くす。夢について語ったり、時に罵り合ったりする。

 

そんな映画を観た上の子は影響を受けたのでしょう、まさに今、彼女なりのララランドを突き進んでいます。

 

成し遂げたい夢をどんどん追いかけて親ですら、あの子はどこに突き進んで行くのだろうと思わせる勢いですし、その途中で出会ったパートナーといっしょに、同じものを見たり聞いたりして語り合う時間を過ごしているようです。

 

ララランドほど劇的ではないものの、ほんとにそんな人生をたどっているので、私たちにも観て欲しいと強制するくらいシンクロするところが彼女の中で多いのだと思います。これを好きだと言える上の子はいま、幸せなのだな、と思いました。

安心。

 

自分はそんな頃何観てたっけな、、、?19から20歳。読んで書く課題や宿題に追われてた!あまり映画観てないや、、

課題関係で人種やジェンダーについてばかりの重ーいのを観てたかな。

 

人生観を変えるような映画は、子を持ってから、のような気がします。

自分を育てるためには良い映画との出会いは早い方がいいと思いました。

私は全てにおいて遅過ぎた。

 

脱線話☆☆

でも2001年宇宙の旅を小4に見せたら、

A.I.怖い宇宙怖いになるので、スタンリー・キューブリック監督のだけは自我の確立以降がいいと思いました。ホラーより怖かったそうです。スピルバーグが代わりに作ったA.I.も私は感動したけど子は怖がっていました。一度だけではあまりにたくさんの意味があり過ぎて処理できないのだと思います。☆☆脱線おわり

 

もしあの若い頃、私がララランドを観ていたら、今のように結婚してなかったかも知れない、と思いました。日本に居たくない、という卒アルに書いたままのことをやっていたかもしれない。

 

ただ人生のコマの進め方は、別の道には進められるけど決して戻すことはできない、ことについて考えさせられました。結婚してなかったら、ララランドを地で行くフリーダムな我が子どももいない訳ですから。振り返ればこの一本を選んできたんだな、やはり。そこに勝ち負けや後悔はない。

 

 

観終わって、娘に感想を聞かれ、

 

40過ぎた私には、ああ、こういう突っ走る時代は尊い。でも、選ぶとしたら常に一つの道なんだよね。ってか、振り返ると一本、善かれ悪しかれ一本だけ選んでたことになるんだよね。

40過ぎると、そんな感想。と、話しました。上の子、これをこの歳で見られて幸せだね、って。

 

 

すると財務相が、

 

えっ!?これからでもやりたいことやればいいって話じゃない?

 

って言ったのでした。おい、お前44!44だぜ!

「やりたいことをやるってのに遅いことはない」と、この映画のキモとは、ちと違わねーかオイ!

 

たいそう驚きました。

 

詳しくは書きませんが、主人公の男性の最後の、私も魅入ってしまった「美しく悲しい回想シーン」は、上の財務相の突拍子も無いポジティブ発言ににぶっ壊されました。

 

あのときああすれば今、などといった、「if」などない、ってことじゃないのかな?と思ったけど財務相は全然違っている。

 

映画中でも、

 

え!これ何で?何で?

何こんな風になるの?!

 

とか、うるさいのなんの。

 

お前映画館出てけ、と言いたくなる感じでした。ってか、3回くらい、「映画だ、黙って観ろ!」と言いました。

上の子からも言われてました。

 

 

映画ってどうとでも解釈できるから、面白いですね。

そして、やはり、映画は1人で観よう。家でも。