せぐの人体実験

メンタル不安定ながらも、不安定な物事が嫌いではない人間のブログ。

岡村隆史のANN

 

いろんな(深夜)ラジオを、タイムラグはあるものの、聴きながら作業したり、眠る前聴きながら発言について笑ったり考えたりしている。

 

若手の人は持てる時間内で「色」を出そうとするから、なんかだめだ。そういうのを超えちゃった、いつ番組編成でなくなるか?、の心配のないものを聴くのが好きだ。

 

そうなると、伊集院光岡村隆史おぎやはぎ髭男爵あたりが、のほんとして聞いていられるし、ふとした含蓄のある言葉から、ある種刺激も受ける。

 

その中で岡村隆史は、2010年に心身のバランスを崩してあわや引退とまで言われた人だ。

 

その休む前の痛々しい力の入らない感じ、復帰後の、アクセル吹かせすぎるなよ、といいたくなる勢い、あれを聞いていたから、その後同じような病気を患った者として、彼の観測はやめられない。

 

ソロで続けると聞いた時は震えたものだ。でも、のびのびとやっていて、感心する。

 

岡村隆史は、とてもきっちりして神経質な人だ。性欲についても自虐で異常性欲者というが、彼がそうなったには理由があるから、仕方ない。

 

そういう業界に飲み込まれずやってきたからこそ、2010年の破綻があったのかもしれない。しばしば五反田通いを揶揄し、揶揄されるが、そこへ通うことはまったくもって健全であり、彼の自由だと思う。

 

ゲスト・バカリズムとの対談でもあったが、彼らなりにリスペクトと対価を払っての性的サービス行為なのだ。ひた隠して行くよりマシだろう。

 

ただ、あれを前面に押し出す限り、それをまるっと許容する結婚の候補者(奥さん)はなかなか出てこないだろうと思う。ものすごい世間知らずの、芸人などテレビで見たことないくらいのホントのお嬢様くらいかな。バカリズムもしかり。彼らの生活からしたら女性との付き合いは、お笑いの質を下げかねない障害物かもしれない。とお笑い好きの自分は思う。

 

バカリズムおかゆ太郎のように世話係がいればいい。岡村隆史も片言外国人のルームメイドを雇っている、それで正解だと思う。

 

彼のフリートークのスタンスは、嫌なものは嫌、というごく当たり前ながら、吉本の中でああいうことを言える位置は稀だと思う。会社の批判はしっかりするし、「芸人酷使して、どうかしてはるわ」と言い切る。

 

そして、病後から増えたらしい大阪での仕事でかなり心身が安定しているな、と思える。大阪の先輩らの話をする時の岡村隆史は東京での孤独な一人暮らしと仕事場の行き来の話よりずっと生き生きとしている。

 

かといって東京の話がつまらないわけではない。

 

放送帰り、コンビニで豆腐二丁を買って帰るだけのことをあれだけ面白く話せる人はいない。

 

出待ちのファンから重い紙袋に入った「お気持ち」がでかいカボチャ二個だったことをあんなに嫌味なく話せる人はいない。

 

持ちネタがないとか、コンビでネタをしないとか、そういうレベルではなく、彼の生活とその彼の観察眼とトークスキルがすでに十分秀でて面白いのだ。

 

マンションの備え付けの外国製洗濯機が壊れた時の応対のグダグダな話など、普通の人にとっても、あるあるあるある!だ。

 

ラジオでの話を聞いていて、岡村隆史は、宮藤官九郎と似ている。「性別を超えてる(モテたいと言いつつも、実際自分を異性にカッコ良く見せようとしていない)感じ」が似てる。

 

ありのまま思ったことを話すから、なんかワカルワカル、となる。どんな話を聞いても、カッコ悪いと思わない。正直だから。いくらでもコーヒー飲みながら聞けるわ、と思う。もし近所のおばさんだったとしても。性別を感じさせない人が、私的にはツボかもしれない。

 

これからも、岡村隆史には、身体に気をつけて放送を続けて貰いたい。器用な人で根を詰めるから、なおさらそう思う。

 

(敬称略させていただきました)