まぁ、アホみたいな話だが、本当の出来事なので、書き記しておく。二度とこのような惨劇が起きないように、、
数日前、家族のメンバーの1人が、
三角チョコパイ、買って帰ってくるなら
どちらがいい?と黒、白のアンケートをとって家を出た。
しかしそいつは3日経ってもお土産に三角チョコパイを買ってこない。
痺れを切らした別のメンバーが、
わざわざ店の前から色の数の確認をして、黒4、白1とマクドナルドに寄って持ち帰ってきた。
そして紙袋を開ける。
茶色いパッケージ1、白いパッケージ4...
あれ、デザインのレトリック?でも違うようだ。
レシートを見る。クロ4、シロ1とある。
家族に非はない。
大きな店舗なので、レジ係ではなく裏方のミスのようだ。
早速電話をして、近いこともあり、是非届けますとなり、30分近く経ったが、届けてもらった。
ピンポンが鳴る。
「間違えた紙袋」を一応手にし、店員にあまり威圧感を与えないようミッキーさんのついたトレーナーをあらかじめ着ておいて、玄関先に出た。
店: この度はほんとうに申し訳ありませんでした!こちらが正しい商品になります。
此: ハイ、どうも、すみませんねぇ。
と受け取ると、店員は「間違えた紙袋」に手を差し出し、手のひらを上にし受け取り、持って帰った。
持って、帰った。
いやいや、一度に、望んでいない方の色まで食べたくはない。
間違えた=儲けた!とも思っていない。
慰謝料なんてとんでもない。
ごね得とかは、嫌いだ。
とにかく正しいのが食べたかっただけだ。
(しかし、爽やかに、持って、帰ったなぁ、、、。)
リビングは静寂に包まれたのち、誰もが少し「何か」を期待していたことへの自虐的爆笑に代わり、そしてまたすぐに、「新しい紙袋」に群がる音で騒がしくなったのだった。